不倫慰謝料で300万円は高額か
1 不倫慰謝料300万円はかなり高額なケース 2 不倫慰謝料の相場には大きな幅がある 3 不倫期間(不貞行為をしていた期間)が長い 4 不倫が原因で離婚または別居に至っている 5 婚姻期間が長い 6 低年齢の子がいる
1 不倫慰謝料300万円はかなり高額なケース
結論から申し上げますと、不倫慰謝料が300万円になるのは、相当高額なケースであると考えられます。
一般的な不倫慰謝料の相場は、数十万円~300万円程度です。
不倫をされた側からすると、できる限り高額な慰謝料を請求したいとお考えになるかもしれません。
不倫慰謝料が300万円になるケースがまったくないわけではありませんが、示談の場合には守秘義務が課されることも多いので正確なデータの取得は困難であるものの、実際に不倫慰謝料が300万円を超えるケースは1割未満であると言われています。
2 不倫慰謝料の相場には大きな幅がある
冒頭で申し上げたとおり、不倫慰謝料の相場は数十万円~300万円程度と、大きな幅が存在します。
その理由は、不倫慰謝料を変動させる要素がいくつもあるためです。
これらの中でも、今回は不倫慰謝料の金額が高くなる要素について説明します。
3 不倫期間(不貞行為をしていた期間)が長い
不倫をしていた期間が長いと、不倫慰謝料が高くなる傾向にあります。
不倫慰謝料は、不貞行為(不倫をした配偶者と不倫相手との間における性的関係)によって平穏な夫婦生活を送る権利が侵害された場合に発生する損害賠償金です(法的な表現をすれば、「不法行為に基づく損害賠償金」です。)。
不倫期間が長いと、一般的には不貞行為の回数も多くなると考えられることから、不倫慰謝料が高くなります。
4 不倫が原因で離婚または別居に至っている
不倫慰謝料は、平穏な夫婦生活を送る権利の侵害の程度が大きいほど高くなります。
不倫が原因で離婚または別居にまで至った場合、夫婦生活を破綻させたことになりますので、権利侵害が大きく、不倫慰謝料も高くなると考えられています。
なお、離婚に至った場合には、不倫に関する慰謝料は離婚慰謝料に含めて処理することがあります。
5 婚姻期間が長い
平穏な夫婦生活は、長年の積み重ねによって形成されていくものと考えられます。
婚姻期間が長いほど、不貞行為による平穏な夫婦生活を送る権利の侵害が大きくなるといえることから、不倫慰謝料が高くなる傾向にあります。
6 低年齢の子がいる
低年齢の子がいるにもかかわらず不貞行為をすることは、家族の生活をお大きく侵害するものであると考えられていることから、不倫慰謝料が高くなる可能性があります。

















